山口産業が開発した医療用テント(提供)

「一般の人でも扱いやすい素材で簡単に組み立てられる」と話す山口健太管理部長=多久市の山口産業

 テントなどを製造・販売している多久市の山口産業(山口篤樹社長)が、新たに医療用テントを開発した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、空間を分ける必要性が指摘されており、PCR検査のための待合室や重症度を判別するスペースとしての利用を想定している。

 テントは幅4・5メートル、奥行き5メートル、高さ1・8メートル。送風機を使って本体を膨らませ、水を入れた重りとロープで固定する。軽い素材で簡単に組み立てることができ、初めてでも大人2人で取り組めば1時間ほどで完成する。

 同社はオーダーが基本で、倉庫のほか、子ども向け遊具のエアートランポリンなどを手掛けている。新型コロナの感染拡大を受け、ゼネコンや設計事務所の知人から「今の状況に対応できる商品がないか」という電話が寄せられ、医療用テントの開発に踏み切った。

 山口健太管理部長(33)は「医療現場の厳しさが報道されている。地域の企業として、非常時に役に立つ商品を提供できれば」と話す。

 テントは1基90万円(税別)で全国対応も可能。問い合わせは設計部の山口さん、電話0952(74)2525へ。

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