ビニールで仕切られたカウンターで本を返却する利用者=佐賀市の県立図書館

 新型コロナウイルスの感染予防のため閉館していた佐賀市の県立図書館などの県有施設が11日、利用を再開した。31日までの緊急事態宣言延長期間中は、県民の利用を基本とし、県境をまたいだ移動を防ぐ。各施設では利用者に手指の消毒を呼び掛け、密集など「3密」を回避する対策を取った。

 県によると再開した県有施設は、図書館や佐賀城本丸歴史館、各少年自然の家、県営キャンプ場など19施設で、公園の遊具も開放した。4月18日から21日以降、臨時閉館していた。

 このうち県立図書館は、閲覧席を減らし、1時間以内に滞在時間を制限したほか、出入り口などの表示で県外からの利用自粛を呼び掛けた。利用者は開館の午前9時前から並び始め、メモを片手に目当ての本を探したり、ビニールで仕切られたカウンターで本を借りたりしていた。

 消防士を目指して勉強しているという佐賀市の梶山大地さん(23)は「閉館後は自宅で勉強していたけれど、ここのほうがはかどる。人が密集するので、滞在し過ぎないようにしたい」と話した。

 11日が休館日と重なる県立博物館・美術館や名護屋城博物館など5施設は12日、宇宙科学館は13日から再開する。

 また、佐賀市の県運転免許センターや各警察署も11日、運転免許の更新手続き業務を再開した。センターでは入り口で整理券を配って入場を制限し、屋内では並ぶ際に一定の間隔を空けるなどの対策を実施していた。日曜日の更新業務は引き続き休止する。

 佐賀市など各市町の公共施設も11日以降、順次再開する。

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