油が流れ込んだ農地で、作付けに向け準備を進めている農家の男性=杵島郡大町町福母

 昨年8月末の佐賀豪雨で佐賀鉄工所から流出した油の被害を受けた杵島郡大町町福母の農地で、水稲の作付けの準備が始まっている。

 油流出の被害を受けた中島地区では、兼業農家の50代男性が6月から始まる田植えに向け、農地の雑草を刈り取った。昨年は油が流れ込んだため、米の収穫はできなかった。男性は「今年はいつも通り農作業ができて安心する。また忙しくなる時期が来るけど、順調に育ってもらえれば」と汗を流した。

 同町農林建設課によると、土壌検査の結果、水稲などの生育に影響がなかった約43ヘクタールは例年通り作付けができる見通しで、10月中旬から11月末ごろまでの収穫を目指している。油の濃度が高かった農地0・4ヘクタールでは、5月中に土壌の入れ替えが完了する予定。

このエントリーをはてなブックマークに追加