大学1年と入社1年目のこの時期、体は元気だが何となくやる気が出ない状態になった。生活環境が大きく変わって1カ月余り。無我夢中で頑張ってきて、GWでほっと一息ついた頃。「この道を選んでよかったのだろうか」と、自分を見つめる余裕ができた時でもあった◆軽い五月病だったと思う。大学の時は「佐賀ってどんなところ?」と尋ねてきた同じゼミの学生と友達になれた。社会人になった時は、佐賀で働いていた高校時代の同級生が訪ねてきてくれたことで気分転換ができた。誰かとつながることで助けられた◆進学、就職、異動だけでなく、コロナ禍で始まった本年度は、大半の人が環境の変化に苦しめられた。無我夢中で頑張ってきた1カ月。「この道で正解だったのか」と考えるGW明けでもあろう◆きっと多くの人が、こう思い始めているのではないか。コロナ感染のリスクをゼロにするのは難しい。かといってステイホームのままでは無理がある。感染予防と社会経済活動を両立するライフスタイルを一人一人が考え、実践していくことが大事ではないかと◆緊急事態宣言は続くが、佐賀も少しずつ経済活動を再開する。五月病に襲われないように、コロナとはストレスをためない程度の距離感で付き合い、人と人は、手を伸ばせば支え合える距離感を大切にしたい。(義)

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