トラックの荷台に豆腐を運び込む川島義政さん(右)と広史さん=唐津市京町の「川島豆腐店」

 唐津市京町の老舗、川島豆腐店が「こどもの日」の5日、市内外の児童施設6カ所へ豆腐を無償提供した。社長の川島広史さん(41)は苦境の今こそ地域へ社会貢献をとの思いから配達に回り、1施設ごとに50丁を届けた。6日は老人ホーム14施設を回り、2日間で計千丁を提供した。

 新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が営業を自粛し、同店も豆腐を卸す分の売り上げはなくなった。今できることは何か、川島さんは同店スタッフらと話し合い、子どもたちやお年寄りに免疫力を付けてもらおうと提供を思い立った。

 同店代表取締役会長で、川島さんの父義政さん(73)も心を込めて作った豆腐をトラックの荷台へ積み込んでいた。広史さんは訪問先で「大豆は植物性タンパク質、ビタミン、サポニンなど免疫力を高める効果が期待できる。味に自信のある豆腐を食べてコロナに負けないで」と効能を語った。

 提供を受けた十人町の児童養護施設「慈光園」の関係者は「おいしい豆腐をありがたい。今晩の夕食に冷ややっことして子どもたちに出したい」と感謝していた。

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