【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は5日付で、昨年は世界で過去最多の推定1900万人の子どもたちが自宅を追われた国内避難民の状態にあったとする報告書を発表した。新型コロナウイルスの影響を最も受けやすいとして、国際社会に早急な対応を呼び掛けた。

 こうした子どもたちは人口過密な避難民キャンプなどに住むことが多いため、周りの人と距離を保つことが難しい。基本的な衛生設備も限定的だ。また暴力や搾取、虐待、人身売買の対象となるほか、児童労働や児童婚などの危険にもさらされている。

 報告書によると、昨年新たに国内避難民となった子どもは1200万人で、うち380万人は紛争や戦闘、820万人は自然災害が原因。ユニセフのフォア事務局長は「各国政府や人道組織が子どもの安全と健康、教育を守るため行動する必要がある」と訴えた。

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