ネット販売初挑戦の店舗をリモートで支援する有田商工会議所のスタッフ=西松浦郡有田町の大有田焼会館

Web有田陶器市の発送作業を進める三河豪代表=西松浦郡有田町の陶窯みかわや

 延期となった有田陶器市(佐賀県西松浦郡有田町)の代わりに開かれたインターネット販売「Web有田陶器市」が5日、閉幕した。運営する有田商工会議所の深川祐次会頭(62)は「実際の陶器市の売り上げとは開きがあるが、想像以上に注文をいただいた」と初の試みを振り返った。

 Web有田陶器市は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となった実際の陶器市と同じ、4月29日から1週間開催。窯元や商社、陶磁器店129事業所が参加した。SNSのライブ機能で商品をPRするなど、各店がオンラインで焼き物を売り込んだ。

 陶窯みかわやは、陶器市向けオリジナル商品の9割の発注がキャンセルできず在庫を抱え、ネット販売に初挑戦した。三河豪代表(39)は「思ったよりは売れ、製造費はまかなえた。自社サイトを充実させ、販売を継続したい」と手応えをつかんでいた。

 新型コロナの影響による業界の低迷は今後も続くと予想され、同商議所は引き続き、各事業所の業績回復に向けネット販売を支援する方針。今回は未参加の管内事業所についても、ネット販売のための自社サイト開設を支援していくという。

このエントリーをはてなブックマークに追加