佐賀県は2日、前日に新型コロナウイルスの感染が確認された杵島郡白石町の70代男性について、呼吸困難の症状があるため十分な聞き取りができず、感染経路や濃厚接触者の特定に至っていないと発表した。

 県によると、男性は1人暮らしで、4月27日に38度の熱や嘔吐(おうと)の症状があった。30日に予定していた消化器系の持病の検査を受けなかったため、病院が親族に連絡したところ、自宅で倒れているのが見つかり、県内の感染症指定医療機関に入院した。5月1日にウイルス検査を実施し、陽性だった。

 一方で県は、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)敷地内の工事に従事していた大林組の社員で唐津市の40代男性と、クラスター(感染者集団)が発生した武雄市のナイトクラブ「イリュージョン」の従業員で、小城市の30代女性が退院したことも公表した。

 4月12日に発症し、感染経路が確認できていなかった唐津市の70代女性に関しては、福岡県の設備業者が4日前の8日に訪れたことから、県外からの個別感染の可能性が高いとの見解を山口祥義知事が対策本部会議で示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加