玄界灘を一望できる浜野浦の棚田で行われた田植え=玄海町

町職員やその家族が参加した浜野浦の棚田の田植え=玄海町

浜野浦の棚田で行われた田植え=玄海町

 日本の棚田百選に選ばれている佐賀県玄海町の観光名所、浜野浦の棚田で4月29日、田植えが行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初予定していたイベントを中止し、今年は規模を縮小した。町職員やその家族ら25人が、手作業で丁寧に苗を植え、青空の下、約1時間汗を流した。

 地域おこし団体「玄起海」が管理する7枚、約10アールの田んぼに苗を植えた。地元の子どもたちも参加し、ぬかるむ足元に悪戦苦闘しながらも普段できない体験を楽しんだ。玄海みらい学園6年の越路空史(たかふみ)君は「苗をちぎるのが大変だったけど、ちゃんと間を空けて植えられて良かった。病気にかからないように育ってほしい」と笑顔で話した。

 浜野浦の棚田は玄界灘と水平線に沈む夕日が一望できる。田んぼに水が張られた5月の大型連休には毎年多くのカメラマンが訪れるが、今年はウイルスの感染拡大を防ぐため、展望台と駐車場を閉鎖している。地域おこし協力隊の国重亜樹奈さん(29)は「この時期を楽しみにしている人も多く、閉鎖は心苦しいが、理解してほしい」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加