子どもシェルターの設立に向けた思いを語る下津浦公弁護士(右)=佐賀市文化会館

子どもシェルターの設立に向けた思いを語る下津浦公弁護士=佐賀市文化会館

 虐待を受けるなどした子どもや若者の緊急避難先になる「子どもシェルター」の設置を目指す団体の設立総会が24日、佐賀市文化会館であった。8月に施設を運営するNPO法人の設立を目指し、来年4月の稼働を見据える。

 子どもシェルターは、児童相談所から委託があったり、相談窓口に助けを求めたりした10代の若者を保護し、衣食住を無料で提供する民間の施設。一人一人に弁護士が付き、親権者との関係を調整する。

 佐賀の施設は、支援が行き届かない13~20歳の若者の受け皿となることを想定し、定員は3~6人を見込む。入居期間は1日~2カ月で、その間に、自立を目指して長期の共同生活を送る「自立援助ホーム」など、次の生活場所を探す。場所は佐賀市街地から車で20~30分圏内にする予定。

 設立総会には賛同者の西九州大の上野景三教授や、若者の自立支援に取り組む認定NPO法人「スチューデント・サポート・フェイス」の谷口仁史代表理事ら13人が参加し、定款や事業計画、役員人事などを承認した。設立するNPO法人の代表に就任予定の下津浦公弁護士は、児童相談所など関係機関との連携や人材の確保を課題に挙げ、「悩む子どもたちに手を差し伸べられる状態をつくりたい」と話した。

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