営業再開に向けて、クラウドファンディングに挑戦した少女まんが館Saga館主の池田愛子さん(提供)

全国から客が訪れる「少女まんが館Saga」=唐津市大名小路

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業している唐津市大名小路のゲストハウス「少女まんが館Saga」が、ネット上で経営存続の資金を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。「お客さんとのつながりが途切れない仕組みを」と唐津の焼き物などをお返しに贈り、初日に目標額50万円を達成。今では約140万円が集まり、支援の輪は全国に広がっている。4月末まで。

 同館は宿泊施設として2018年にオープン。歴史ものを中心にした少女漫画1900冊を所蔵し、全国から客が訪れる。だがコロナウイルスの影響で4月の予約がすべて白紙に。家賃やネット費などがかさむ中、3月30日から5月6日まで臨時休館に踏み切った。

 「行政からの給付金を待っていたら身動きが取れない。状況に甘え過ぎず、自力で取り組めることをやりたいと思った」。館主の池田愛子さん(40)はCFに挑戦した理由をそう語る。お返しには同館で使える年間パスポート、焼き物や地場産品を詰め合わせた「唐津よかもんセット」を用意した。

 CFのページでは、男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)の漫画に特化した2号館設立を市内で目指す今後の経営に向けた思いをつづった。1カ月足らずで161人からの支援があり、「“唐津ファン民”の集いの場が続きますように」などのメッセージも寄せられた。池田さんは「2年やってきたから今の応援がある。コロナが終息するまで生き残っていきたい」と営業再開に向けて力を込める。

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