南北に流れる嘉瀬川に緩やかなアーチを描く朱色の橋が映える。佐賀市大和町川上峡。渓谷から平野部に入る位置に架かる官人橋は“九州の嵐山”と称される景勝地のシンボルとして人々に親しまれている。 大和町史によると、橋は江戸時代前期の水利工事で川中に造られた島を中継して架けられた板橋が前身のようだ。