布マスクを介護施設などに贈るボランティアを募っている吉野敬子さん(右)=伊万里市南波多町

 伊万里市南波多町にあるカフェが、新型コロナウイルスでマスク不足に陥っている医療機関や介護施設に、手作りの布マスクを提供するボランティアをしている。常連客らの協力を得ながら約600枚を配布し、今後も活動の輪を広げていく。

 「cafe Reed」は唐津焼窯元「櫨(はぜ)ノ谷窯」で週末だけ営業している。店主の大原和司さん(56)は介護関係者が「現場のマスク不足は深刻で、布マスクでもいいから欲しい」と話すのを聞きボランティアを企画、会員制交流サイト(SNS)で協力を呼び掛けた。

 依頼内容は「布やゴムひもの提供」と「自宅でのマスク製作」の二つがあり、カフェの常連客や唐津南高の生徒たちなど、3週間で100人以上が協力した。完成品は30枚1セットにして県内外の医院や福祉施設に贈っている。

 大原さんのパートナーで窯主の吉野敬子さん(48)は「マスク作りは慣れた人でも一つ30分かかる。この非常時に他人のために力を貸してくれる人がいることを実感でき、希望が湧いた」と話す。活動はマスク不足が解消されるまで続ける予定で、協力者を募っている。問い合わせは櫨ノ谷窯、電話0955(24)2025。

このエントリーをはてなブックマークに追加