25日に感染が確認された武雄市の30代男性の行動歴などについて説明する大川内直人健康福祉部長(左)と野田広医療統括監=26日午後、県庁

 佐賀県は26日、新型コロナウイルスへの感染が前日に確認された武雄市の30代男性について、職場は県内の通所型の介護サービス事業所で、福岡市を訪れた際に感染したと推定していると発表した。男性の妻ら家族3人と同僚6人の計9人の濃厚接触者はウイルス検査の結果、陰性だった。介護事業所の利用者らにも検査を実施する。

 県によると、男性は持病があり、9日に自家用車で通院先の福岡市内の病院を訪れた。その後は22日まで勤務を続け、23日に発熱などの症状が出て医療機関を訪れた。24日は帰国者・接触者外来を受診し、陽性と判明した25日に県内の感染症指定医療機関に入院した。現在は発熱や頭痛、息苦しさの症状はあるが、軽症という。

 事業所は26日から休止した。男性は主に事務を担当し、利用者と接する機会もあった。濃厚接触者の定義は「発症する2日前からの接触」で、利用者約30人のうち21、22日に利用した11人の検査を予定している。

 一方、県内で発生した二つのクラスター(集団感染)に関し、武雄市のナイトクラブ「イリュージョン」関係の検査は26日に29人、佐賀市のフィリピンパブ「ダンシング クイーン」関係は7人で、いずれも陰性だった。県は「利用者らの問い合わせが続いており、今後も検査対象が増える可能性がある」と話す。

 9日に感染が確認された東松浦郡玄海町の20代男性は26日に退院した。県内の感染者37人のうち退院したのは計7人になった。ほかは県内入院が26人、無症状感染者のためのホテルでの療養者が2人、県外入院2人。

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