何か行動を起こす時、数字を目標や目安にすることは多い。断だん行ぎょう、捨しゃ行ぎょう、離り行ぎょうのヨガの教えを日常生活の片付けに落とし込んだ「断捨離」の提唱者として知られるやましたひでこさんは、片付けのポイントを7・5・1で表す◆押し入れなど「見えない収納場所」は全体空間の7割、ガラス扉の食器棚など「見える収納」は5割、玄関の靴箱の上など「見せる収納」は1割に、収納を抑えるというのである。「それでは収まらない」と思うが、断捨離は収まるようにモノを捨てていこうという考え方で、捨てるか残すかの判断基準の一つに「今の自分に必要か、ふさわしいか、心地よいか」の要・適・快を挙げる◆モノを簡単に捨ててはいけないという、もったいないの精神は大切だが、見えない収納の中に眠らせておくことがモノを大切にするということでもないだろう◆緊急事態宣言が全国に拡大されて1週間がたった。なかなか実現が難しい人との接触8割削減だが、心を一つに、まずは5月6日まで頑張ろう◆過去への執着をなくす、未来への不安を抑える。「捨てることは自分と向き合うこと」と、やましたさん。生き方を見つめ直すきっかけにもなりそうだ。まずは片付けから。東京都の小池知事はGWをステイホーム週間にと呼びかけた。「よし、断捨離に挑戦しよう」と思っている。(義)

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