佐賀県は25日までに、外来事務職員の新型コロナウイルス感染が確認されている国立病院機構嬉野医療センター(嬉野市)の看護師と事務職員52人にウイルス検査をした結果、全員陰性だったと発表した。病院スタッフへの感染拡大は避けられた形。クラスター(集団感染)が発生した武雄市のナイトクラブ「イリュージョン」の従業員や客の家族で24日に感染が確認された4人の中に、西松浦郡有田町の小学生の女子児童が含まれると公表した。児童に症状はない。

 県は24、25の両日、感染が確認された嬉野医療センターの外来事務職員と接触した度合いが高い看護師と事務職員の計52人にウイルス検査をし、全員が陰性だった。センターは「ひとまず一安心している」と受け止め、入院患者や外来患者の検査は「状況を見て随時判断したい」とコメントした。外来診療などの5月7日までの休止について「現在のところ変更の予定はない」としている。

 県によると、有田町の女子児童は、23日に感染が確認されたイリュージョンの30代女性従業員と同居している子どもで、22日にいったん発熱の症状が出た。濃厚接触者の定義は「発症の2日前から1メートル程度の距離でマスクをせずに15分以上の会話した人」で、児童は発症日の2日前となる20日まで登校していた。町と伊万里保健福祉事務所がメールなどを使って子どもらの体調確認を進めている。

 有田町は、町内の小中学校全6校のうち、感染した児童が通う小学校の保護者に対し、感染者が確認されたことをメールで伝えた。その他の5校には他校での発生であることを連絡した。対外的に女子児童の小学校名は公表していない。町は「不正確な情報が出回っており、保護者の混乱を招かないため」と説明した。

 県は、三養基郡みやき町の祖母宅に帰省中、県内6人目として感染が確認された東京都在住の30代無職女性が回復し、退院したと発表した。

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