70歳以上の運転免許保有者が免許を更新する際、受講が義務付けられている「高齢者講習」。佐賀市内の自動車学校で受けた70代女性から「講習中に運転に関しての具体的なアドバイスがなく、今後どう運転を見直すべきか分からなかった」との意見が佐賀新聞社に寄せられた。高齢者講習の現状を探った。

 昨年12月末、佐賀市の自動車学校で高齢者講習を受講した女性(74)は、受講者がS字カーブで脱輪したり、ポールに接触したりする場面を目の当たりにした。「乗り慣れない車だったかもしれないが、1人や2人ではなく恐怖を感じた」。女性は「私たちの世代がみんな同じような運転をしていたらと思うと、公道は危ないと感じた。免許を70歳以上の人に与えるなら、料金を上げてもいいので、もっと時間を掛けて教えてほしい」と話す。

 現行の道路交通法では、70~74歳のドライバーが免許を更新する場合は高齢者講習が必要になる。座学や視力検査のほか、コースを実際に運転する実技指導がある。さらに、75歳以上のドライバーは高齢者講習に加え、記憶力や判断力を判定する認知機能検査がある。検査結果で認知症の疑いがあると判定された場合は医師の診断が求められ、認知症と判断された場合は免許の取り消しや停止になる。また、免許更新時以外でも一定の違反をした場合は、臨時で検査対象となる。

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