機械で掘り出したタマネギの茎を切り取る江頭辰義さん夫妻。1日にコンテナ約70個分を出荷する=杵島郡江北町

 佐賀県の主要農産物の一つ、タマネギの出荷が進んでいる。今年は暖冬の影響で出来は上々といい、畑には大きく丸々としたタマネギが並ぶ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて単価が落ちており、生産者は先行きを心配している。

 江頭辰義さん(61)の杵島郡江北町の畑45アールには、白くつややかなタマネギがぎっちり。江頭さん夫婦が機械で掘り出されたタマネギの茎と根を切り、次々とコンテナに入れていく。今の品種は露地の早生。今年は暖冬の影響で収穫が平年より10日ほど早く、玉が大きく形のよいものがそろったという。

 JAさが鹿島藤津営農経済センターによると、新型コロナの感染拡大で関東圏での学校給食用の需要がストップし、単価は平年より2割以上安くなった。

 江頭さんが部会長を務めるJAさがみどり地区のタマネギ部会には生産者約320人がおり、今年の出荷量は約1万トンの見込み。3月上旬の極早生から始まった収穫は5月半ばまで続くが、多くの生産者が「今後のコロナの影響が心配」と気をもんでいる。

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