九州と山口、沖縄の9県でつくる九州地方知事会は24日、臨時のウェブ会議を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大型連休で県境を越える不要不急の移動を絶対にしないよう、共同で各県民に要請することを確認した。

 会議は冒頭以外は非公開で開催された。会長の広瀬勝貞大分県知事は終了後に記者会見し、高速道路上やJRの各駅、空港などに要請を掲示することを明らかにした。要請には、出掛ける回数や人数を通常時の5分の1に減らすことの他に、買い物などで密閉、密集、密接の「3密」を回避することも盛り込む。期間は5月6日まで。

 人工心肺装置「ECMO(エクモ)」が必要な重症患者について、県をまたいだ受け入れを検討することや、血液不足の懸念から各知事が献血への協力を呼び掛けることでも一致した。

 イタリア籍クルーズ船での感染拡大に対応している長崎県は平田研副知事が代理で参加し、冒頭で「今後、連携が求められる場合には支援と協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 佐賀県の山口祥義知事は冒頭、県内で相次いだ二つのクラスター(集団感染)に、福岡県久留米市など県外の感染者が含まれていた点を踏まえ「県境越えをなくす必要がある」と強調した。大型連休中の目標として「九州・山口管内で感染経路不明者をゼロにすることを目標にしてはどうか。福岡県が東京、大阪からの流入を抑えることが大事」と促した。

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