尾崎人形のスズメ(中央)とキットに封入される下塗りを終えたスズメ(左)=佐賀市唐人の佐賀一品堂

尾崎人形のワークショップキットを開発した店主の城島正樹さん=佐賀市唐人の佐賀一品堂

 佐賀市唐人の郷土玩具・雑貨店「佐賀一品堂」(城島正樹代表)が、神埼市の郷土玩具「尾崎人形」の絵付けを体験できるワークショップキットを開発した。新型コロナウイルスの感染拡大で、各地で開催予定だった尾崎人形のイベントが相次いで中止されたため、自宅で楽しんでもらおうと発案した。商品企画で交流のある小城市の八頭司伝吉本舗で25日から販売する。税別1300円。

 キットは下塗りした尾崎人形のスズメと赤や黄色のアクリル絵の具5色、大中小の筆3本のセットで、自宅で人形の絵付け体験ができる。

 赤は、郷土玩具やお守りなどにも多く使われる。その理由について、城島さんは「天然痘が流行した頃、患部が赤くなると治癒する前兆として喜ばれてきたからだとする説もある」と語り、「健康や安全を祈った尾崎人形も、縁起の良い色として赤を使ったのではないか」と推察する。

 知人の作家らにもキットの開発を呼び掛け、5月末まで同本舗に商品を並べる。5月初旬からは、インターネット通販にも取り組む予定。城島さんは「外出を自粛している今の時期、ぜひ自宅で制作を楽しんでほしい。見ていてほっとする人形で癒やしを得てもらえたら」と語る。問い合わせは佐賀一品堂、電話070(5276)2797。

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