刑事部・井手栄治部長

 昨年は県内10署で最も人員が多い佐賀南署の2代目署長を務めた。赴任直後に管内の高校で続いた放火事件は約4カ月後に男の逮捕にこぎ着け、繁華街では大麻の密売拠点を摘発した。「取り扱いが多く、いろんな事件があった」と振り返る。全県ににらみを利かす立場でも初期対応を充実させ、事件の早期解決を図る。

 1983年に拝命。これまでは生活安全畑が長く、刑事部門は旧佐賀署や多久署などで経験したが、本部では初めてとなる。部長として「人を育て、組織を強くしていく」ことを命題に掲げている。

 「被害者が生まれないようにするのが一番」と力を込める。県内での事件や事故がなくなることを目指し、「できるだけ早く、積極的に検挙するための役割を果たしていく」。

 37年間で20回の引っ越しも思い出の一つ。健康増進のために佐賀大やお堀周辺をジョギングし、ソフトバレーはまだまだ現役で続ける。入浴中には池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」を読むといい、「人間関係の機微が描かれている。若い捜査員に薦めようかな」。

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