接客を伴う遊興施設での新型コロナウイルス感染が疑われる事例が佐賀県内で相次いでいることを受け、県は23日、職員らが夜間に繁華街を巡回する取り組みを始めると発表した。佐賀、唐津、鳥栖の3市などで24、25の両日、出歩いている人に帰宅を呼び掛け、施設の休業も促す。

 山口祥義知事が対策本部会議で、「夜の街警戒宣言」と銘打って取り組むと説明した。県政策部によると、県職員2人と、自治体職員2人の計4人が「家で過ごしましょう」などと書いたプラカードを持ち、午後7時半から30分ほど巡回する。感染拡大防止に向け、県が休業要請をしているナイトクラブなどの遊興施設や、午後8時以降の営業休止を求めている飲食店の実態把握も兼ねる。

 山口知事は記者団に「夜の街は匿名性が高く、3密も発生しやすい。(感染経路を)追うのに何倍もの困難が伴う」と強調した。要請に応じない店舗に対しての、新型コロナウイルス特措法45条に基づく強い要請や指示の可能性に関しては「回ってみて、状況を聞いてから考えていきたい。数が少なければ、要請の度合いを強めるやり方もある」との見解を示した。

 また、長崎市に停泊中のクルーズ船でクラスター(感染者集団)が発生していることを踏まえ、22日に情報収集チームを庁内に発足させたとも述べ「よく注視して警戒していきたい」とした。

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