営業短縮のため、午後8時を前に店のシャッターを閉める店員=22日、佐賀市の駅前ワイン食堂BIBI

スナックなどの営業休止に伴い看板の明かりを落としているビル=22日午後8時ごろ、佐賀市の愛敬通り

 新型コロナ特措法に基づき、佐賀県が飲食店に要請した“時短営業”が始まった22日、佐賀市中心部はいつもとは違った表情を見せた。休業要請されたスナックなどが入るビルの店名表示の明かりは早々に消え、通りを歩く人もまばらに。にぎやかな笑い声も消えた。

 午後8時前、店のシャッターを下ろしたJR佐賀駅近くの「駅前ワイン食堂BIBI」。持ち帰りサービスを利用する客はいたが、店内に客の姿は見られなかった。同店を含め、市内に4店舗を展開するバッテングループの吉村篤さん(41)は「営業時間が短縮されたことは仕方がない。決められた時間の中でできることをするだけ」と冷静に受け止める。

 既に臨時休業する店もある中で「悩んだが、このような状況でも頑張って働いている人もいる。ご飯で元気にできればと思って」。例年ならば大型連休中も帰省客らでにぎわうが、「今年は厳しい。不安は尽きないが、みんなで力を合わせていく」。テイクアウトなどで模索を続ける。

 佐賀市の女性(54)は、いつもより2時間早く午後5時半に夫と近くの飲食店に入った。「外食しにくくなっているが、飲食店を応援したいという気持ちで…。早く気軽に外食を楽しめるようになれば。この後はまっすぐ帰ります」と家路を急いだ。

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