2022年度の暫定開業に向けた九州新幹線長崎ルートの武雄温泉―長崎間の整備を巡り、JR九州の青柳俊彦社長は22日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止で大手ゼネコンが全国の工事の一時中断に踏み切っていることに関し、「(影響が)皆無であるとは思わない」との見解を示した。

 事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構から具体的な説明は受けていないとした上で「われわれの駅ビルでも工事の遅れが具体的になってきた。新幹線の方の遅れが皆無であるとは思っていない」と述べ、工事の遅れにも十分注意し、準備を進めるとした。

 鉄道・運輸機構九州新幹線建設局によると、長崎ルートでも既に複数の受注者から工事を一時中止するとの申し出があるという。暫定開業への影響は「工事中止期間の程度により、現時点で影響があるものではないと考えている」と話す。

 青柳社長は長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)に関し、国土交通省が佐賀県との協議入りを目指して取り組んでいる調整が一時中断している点については「最優先はコロナの問題。一時的に先送りされていることは理解する。状況が落ち着けば、一刻も早い再開をお願いしたい」と述べた。

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