「地球は青かった」―。1961年4月、人類初の宇宙飛行に成功した旧ソ連のユーリイ・ガガーリンの言葉として知られる。もし今も宇宙から地球を見ることができたら、ガガーリンと同じように地球の美しさに感動し、地球は生きている、と感じるのではないか。きょう4月22日は「地球の日」。70年、米国の上院議員の呼びかけで環境問題についての討論集会が開かれ、世界に広がった◆世界の主要都市で今、外出自粛と経済活動の停滞により、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出量が激減しているという◆佐賀でも休業要請を余儀なくされたコロナ禍。宇宙に飛び出す人類を見て、「もしかして使い捨てにされるかも」と考えた地球の自浄作用だったとしたら…。09年公開の映画「感染列島」では、人類を苦しめた未知のウイルスが神の責め苦を意味する「ブレイム」と名付けられ、宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」では、猛毒を出す「腐海(ふかい)」が、汚染された土壌を浄化する役割を担っていた◆私たち人類は、大量生産大量消費で地球を汚してきたと自覚しながらも、まだ、経済成長やモノの豊かさだけを幸せの指標にしがちだ◆コロナ禍の最前線で奮闘する医療従事者に感謝を示す青色のライトアップが実施されている。青い地球への感謝も忘れないようにしたい。(義)

下記のボタンを押すと、AIが読み上げる有明抄を聞くことができます。

このエントリーをはてなブックマークに追加