「積極的に地域と関わっていきたい」と話す的野功神埼署長=神埼署

 父が警察官で、小学生の間は毎年のように転校した。神埼署勤務は初めてだが、小学3年の頃、神埼小に通い、櫛田宮でよく遊んだ思い出がある。父の背中を見て育ち、「家族を犠牲にするかもしれないが、それだけ仕事に懸ける価値や誇りを感じた」という。

 高校を卒業して1982年に県警入り。父が定年を迎える1989年には、北方町(現武雄市)の雑木林で女性3人の遺体が発見され、父と共に初めて捜査本部に入り、捜査に携わった。「どんな凶悪犯でも理由がある」「被疑者像を多角的に見るため、捜査を尽くす」など父から多くを学び、自身も約30年間、刑事畑を渡り歩いてきた。

 管内の課題は、人口当たりの人身交通事故数が多いこと。昨年度は吉野ヶ里町がワースト、神埼市が下から3番目だった。「地域から求められている課題でもあり、解消に努めていきたい」と気を引き締める。「まちを愛し、人を愛すことが治安維持の原点」が信条。地域の行事にも顔を出し、まちの人とのつながりを大事にしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加