水路の清掃に取り組んだ小城高の剣道部員たち=小城市の同校

 小城市の小城高剣道部(22人)が16日、学校に隣接して流れる水路の清掃活動を行った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で「自粛」となった地域の一斉清掃の代わりに部員が立ち上がり、22人全員で水路から大量の藻やコケを取り除いた。

 同校の剣道部などでは、ほぼ毎年、市が行う「春の一斉清掃」で地域住民と水路清掃に取り組んでおり、今年は19日に予定されていたが新型コロナ禍を踏まえて取りやめになった。「自分たちにできることをしよう」と、部員だけでの清掃を決めた。

 学校東側の水路(長さ約50メートル、幅約1メートル)に、長靴を履いた男子部員が入った。足首までの深さの水路の底には藻がびっしりと生えており、スコップや手ですくい上げた。手で藻をつかんだ男子部員からは「ぐにょぐにょして気持ち悪い」と悲鳴が上がり、和やかな空気も流れた。

 壁に生えたコケはスコップで削り落とし、女子部員が藻やコケを入れたバケツを所定の場所まで運んだ。

 3年生の中原一真主将は「このような状況でできることをすることが大事だと思い、前向きに取り組んだ。疲れたが、地域のためになってよかった」と話した。地域に応援される部になりたいと話す2年の松尾雄生さんは、「藻がこびりついて大変だったけど、達成感があった」と笑顔を見せた。

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