利用者の重複を避けるため、店の入口に掲げられたポップ=佐賀市の美容室「Cutroom Willing」

 〈ただいま店内にお客さまがいらっしゃいますので、しばらく店外にてお待ちください〉

 〈どうぞ、中にお入りください〉

 佐賀市の美容室「Cutroom Willing(カットルーム・ウィリング)」の入り口には客がいるかどうか分かるポップが置いてある。利用者が店内で鉢合わせしないように、美容師の山岸浩幸さん(58)が、新型コロナウイルスの感染者が県内で初めて確認された翌日から始めた。

 「生活に必要な業種」として国が休業要請の対象外とする見解を示した理美容室。ただ、密閉や密接、密集の「3密」になるのではと不安視する人もいる。

 マスク姿の山岸さんは、利用者の間隔を20分ほど空け、座席などを消毒する。ドアを開放して換気に努め、会話も減らした。「最初の頃は『やりすぎ』と言われたが、今では『安心できる』という声が増えた」

 ドアを開放して換気ができる季節は限られる。やがて梅雨、そして暑さや蚊に悩まされる夏がやってくる。「影響が長引けば、網戸を付けるとか、換気扇を増やすとか、季節ごとに手を打っていくことになる」

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