遊具が使用禁止となった県立森林公園。普段の週末に比べ来園者は少なく、運動のために歩いたり、芝生やベンチで静かに過ごす人の姿などが見られた=18日午前、佐賀市久保田町

 公園の遊具に貼られた使用禁止の札、静けさに包まれた児童館―。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の対象が全国へ拡大されて初の週末となった18日、佐賀県内でも目に見えた変化が現れた。県は県境を越えた外出自粛を強く求めているが、効果を感じている現場がある一方、県外ナンバーの車も散見された。

 ■公園・公共施設

 佐賀市久保田町の県立森林公園のジャングルジムの周りには登れないようにロープで柵が作られていた。

 佐賀市の筒井雄大さん(28)は2人の息子を連れて遊びに来た。「広いところだから大丈夫かな」と不安はなかったという。子どもたちは虫取りを楽しんだが、「遊具で遊びたかった」と悔しそうだった。多くの子ども連れで駐車場は半分ほどが埋まり、中には県外ナンバーもあった。

 佐賀市兵庫北の市中央児童センターは、週末200人の親子連れでにぎわう館内が静まりかえっていた。永野篤子所長は「靴が靴箱に入りきれないほどだったのに」と肩を落とした。

 ■ネットカフェ・フィットネスクラブ

 宣言を受け、休業要請の対象となる可能性がある遊興施設や運動施設。佐賀市のネットカフェは既に18日から5月7日まで休業を決めた。店内で一夜を明かす人も毎日10~20人いて、行き先が気がかりだが、店長の男性(42)は「福岡からのお客さんもいる。他の利用者やスタッフのことを考えると…」と言葉少なだった。佐賀市のフィットネスクラブには午前中、約60人の利用者が訪れた。福岡からの客も多いが、マネジャーの男性(28)は「利用者が自粛する傾向にある」と口にする。

 ■小売店

 佐賀市与賀町のゆめマートさがは、先週末に比べ1、2割ほど売上が増えた。保存期間が長い冷凍食品やカップ麺だけでなく、生鮮食品を購入する客が増えている。谷口和則店長は「休業に合わせ、家で本格的な料理に挑戦しようと思う人が増えたのでは」とみる。

このエントリーをはてなブックマークに追加