カメラ越しに学生へ自社の概要やアピール点を説明をする採用担当者=佐賀市

 新型コロナウイルスの感染拡大が就職活動にも影響を及ぼす中、佐賀県は18日、来春卒業予定の大学生らを対象にしたウェブ上での合同企業説明会を開いた。自動車販売や不動産業など幅広い業種の21社が参加、延べ582人が視聴した。学生と企業の両者から「こういう企画は貴重」と歓迎する声が聞かれた。

 佐賀市内のビルの一角。各企業の採用担当者が20分間の持ち時間で会社説明の資料を示しながら、ビデオカメラに向かって自社の魅力をアピールした。

 自動車販売の日産サティオ佐賀管理本部長の西村安広さん(54)は「知名度のある大企業に学生が流れがちで、知ってもらうためになんとか露出を増やさないと。対面で反応を見ながら話すのが理想だが…」と試行錯誤していた。

 中村学園大学のフード・マネジメント学科4年、諸隈遥香さん(21)=三養基郡みやき町=は、佐賀、福岡県に照準を合わせて就職活動をしている。「食品関係の仕事に就きたい」と小売業など2企業の説明を視聴。チャット機能を使い、通勤可能な範囲を質問した。「直接ブースを回る説明会がないため、企業を知る機会が狭まっていて困る」。例年と違う活動に不安を漏らした。

 県産業人材課の鷲﨑和徳課長は「企業からは『エントリーシートがなかなか来ない』という切実な声を聞く。具体的な選考に進む中で、面接もウェブ上ですることを検討している企業の支援ができないか考えている」と引き続き積極的な後押しを約束した。

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