武雄市は役所内の廊下などに机を設ける「庁内テレワーク」などを行い、感染を防ぐ“密度半減”を目指している=武雄市役所

 佐賀県内の多くの自治体は17日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を協議した。ただ、県の対策本部会議が午後5時からで、県の方針が出るのを待った市や町の会議は夕刻から夜にかけてとなり、施設の使用制限や職員の感染防止策などを慌ただしく決めた。

 各市町とも「県の方針を見てから」と構えたが、県の会議の開始時間が通知されず、朝からじれる展開に。県から「午後5時開催」が知らされたのは午後0時半すぎ。多久市は「公共施設休館などの細部を詰めるのは難しい」と判断、学校休校だけを決め、他の協議事項は18日に持ち越した。

 武雄市は、学校対応を含め「この状況ではスピード感を持って対応する必要がある」(小松政市長)として、午後3時に会議を開始した。職員や市役所来訪者の感染を防ぐため、市役所執務室の「密度半減」の取り組み拡充を決めた。土曜日を開庁して来訪者の分散を図る一方、職員は時差出勤、在宅勤務などを駆使し、議場も執務場所として活用することにした。

 三養基郡基山町は20~24日の5日間、役場内に新型コロナウイルス関連の総合相談窓口を設置することを決定。資金繰りなど経済面から学校教育、健康相談を一元的に受け付けて住民の不安に応えることにした。

 佐賀市は、市内の小中学校を21日から5月6日まで休校することを決めた。図書館や公民館、体育館などの公共施設については20日に対応を決定する予定。

 市内での感染者確認を受け、施設の大半を休館にしている唐津市は午後5時から会議を開き、「追加の休館はなし」とした。その後、午後8時50分ごろに県内16人目の感染者が市内で確認され、再び情報収集に追われた。

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