神埼市神埼町永歌の大坪都子さん(68)が飼っている「交通安全犬」のシュン君(7)が13日、神埼小(庄嶋巌校長、638人)の正門前で黄色のたすきを身に着けて児童の登校を見届けた。交通安全県民運動に合わせた神埼署の取り組みで、署員らと新入生らの登校を見守った。
大坪さんは7年前からミニチュアシュナウザーのシュン君を飼い始めた。子どもたちの声を聞いてそわそわする様子を見て、約4年前から児童の登下校時に自宅の外で立ち番をするようになった。これまで2度逃げ出したことがあったが、神埼小の児童が連れ戻してくれたという。
13日は1年生にとっては初登校の日。リラックスしてもらおうと、元気のいい鳴き声で出迎えていた。
庄嶋校長は「見守ってもらうことで、子どもたちの交通安全への意識もより高まると思う」と感謝し、大坪さんは「シュン君も子どもたちから元気をもらえている」と話した。