窓をひろげて考えよう

 メディアリテラシーとは、新聞やインターネットなどのメディアから得た情報(じょうほう)の正しさを見極(みきわ)め、理解(りかい)し、活用する能力(のうりょく)のことです。これは大人になればだれにでも自然と身に付いている能力―ではありません! 流れてくる情報を正しく読み取るには練習が必要なのです。
 この本は、わたしたちが見聞きしている情報が、実は全体のごく一部でしかないのだと、目で見てわかるように作られているのが特徴(とくちょう)です。
 ページを開くとテレビやスマートフォンが描(えが)かれています。その画面の部分には穴(あな)が開いていて、次のページの一部がまるで切り取られた絵のように見えています。
 穴はわたしたちを取(と)り巻(ま)く世界を覗(のぞ)き見る窓(まど)のようなもの。せまい窓からは限(かぎ)られた景色しか見えませんが、窓をひろげる=ページをめくることで、それまで隠(かく)れていたものが姿(すがた)を現(あらわ)すのです。
 本書をきっかけに、物事をいろいろな方向から考え、冷静に情報を受け取る習慣(しゅうかん)を身に付けていきましょう。(司書ネットワーク課 高塚雅里紗)

 

【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽世の中のしくみ 小学校社会科授業づくり研究会/著(誠文堂新光社)
▽池上彰と考えるフェイクニュースの見破り方1 池上 彰/監修(文溪堂)
▽情報モラル学習 迷惑をかけない、被害にあわないネットのルール第1巻 下村 正洋/監修 三田 淳司/監修(理論社)

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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