佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季最終となる入札会が16日開かれ、今季の累計販売枚数は17億1873万枚、販売額は246億5212万円となった。販売額は過去3番目に高い。昨季は全国的な凶作だったが、今季も生産量の大幅な回復が見られず、高値が続いたことが影響した。

 販売金額は前季比7・4ポイント増で、漁協の目標234億円を大きく上回った。記録がある昭和30年代以降、1979年の256億円、2016年の249億円に次ぐ高さだった。平均単価も14円34銭で昨季の14円05銭を上回った。枚数は前季比5・2ポイント増だが、目標の18億枚には届かなかった。

 兵庫県などではまだ生産が続くが、佐賀県がノリ生産量、販売額とも17季連続で日本一となるのはほぼ確実となっている。

 漁協によると今季は水温が高く、海況は悪かったり回復したりで安定しなかったが、生産者が小まめな摘採を行うなど管理を徹底した結果、秋芽は豊作、冷凍網も平年並みだった。栄養塩が行き渡り、ここ数年顕著だった地域間の生産格差も見られなかったという。

 この日の販売枚数は400万枚で、販売額は約3880万円。平均単価は9円65銭。

 入札は全国から商社が集まるため、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、佐賀、福岡、熊本の3県合同でノリ見本の品定め会を福岡県柳川市で実施。メールやファクスによる入札も認めた。

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