笑いを表現した大黒天(右)。左は彩色を施したもの

村上功昇さん

 工房「鳳(おおとり)」は太良町にある村上功昇(こうしょう)さん(40)が営む木彫工房です。村上さんは嬉野市塩田町出身。北九州市で会社員をしていましたが、「子どもが大きくなる前に」と妻の実家ある太良町に帰郷、神社仏閣の欄間などを制作する家業の木彫工房に修行に入りました。5年間修業し、最後の1年間は「お返し奉公」という厳しい職人の世界で学んだそうです。

 「社寺の建て替えの仕事は数百年に一回あるかないかの大仕事。建物の彫刻には先人の技術と思いが込められていて学ぶことが多い」と功昇さん。社寺に使う木材は樹齢数百年にもなる大木が多く、「仕事で得た技術や経験を生かして、自然の大切さと木の持つ温かさを伝えたい」と木彫作品を制作しています。

 作品のテーマは『赤ちゃんの笑顔』。作品を見た人が笑顔で幸せになれるような表情豊かな作品を作りたい、と新たな創作活動に挑んでいます。電話は090(1361)6027。インスタグラムアカウントはkuni.zzzです。(地域リポーター・二宮幸枝=江北町)

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