福島寛人署長=唐津市二タ子の唐津警察署

 「伝統文化や歴史に触れることは勤務地愛につながる」。着任時の訓示では署員194人に向けてそう説いた。「それが地域のためにという気持ちになる」と語り掛ける。

 熊本県天草市生まれ。刑事の経験が長く、知能犯捜査にも携わってきた。旧相知署や呼子署を経て、初めての唐津署勤務となる。「人情味豊かで、ふるさとに戻ってきたようで落ち着く」と顔がほころぶ。

 唐津市と玄海町を含む管内は、少年による犯罪が県内の36パーセントを占め、交通死亡事故の件数も県内ワーストレベルで地元の住民同士の事故が多い。「真正面から向き合わないと防げない」とし、歩行者にその場で反射材を着けてもらうなど現場指導にも意欲を見せる。

 趣味はウオーキングで、管内の鮮やかな景色に目を奪われたという。「桜や海岸線、唐津城。今の時期は最高ですね」と足を延ばす。動物好きで自宅では柴犬を飼っている。「唐津は街に猫が多い。歩いていると、すり寄ってくるんですよ」と笑う。

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