九州経済調査協会(福岡市)が独自集計している佐賀県の宿泊施設の稼働指数(3月)は、14・0となり、前年同月から40・0ポイント低下した。低下幅は比較可能な2019年7月以降で最大。外国人客の減少に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で観光とビジネスの両方で利用が急減したことが響いた。

 指数は九経調が複数の宿泊サイトの情報を基にホテルや旅館の稼働状況を毎日試算。過去1年間で最も高い稼働率の日を「100」とする。数値が低いほど空室率が高いことを示す。

 市町ごとにみると、最も低下幅が大きかったのは唐津市で53・1ポイント低下の10・9。武雄市は52・6ポイント低下の25・3、伊万里市は50・4ポイント低下の31・7、嬉野市は49・0ポイント低下の23・1で、佐賀市は24・9ポイント低下の36・4だった。

 九州全体は14・1で、全国は14・2。九経調は今後の見通しについて「観光だけでなく、ビジネス出張を控える動きが強まり、加えて工場の稼働を停止する企業も増加している。さらに状況は悪くなると考えられる」と話す。

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