神埼市議会、吉野ヶ里町議会の決議に対する回答内容を説明した鳥栖市の橋本康志市長(左)=鳥栖市役所

 鳥栖市真木町に建設が予定されている次期広域ごみ処理施設の候補地について、再選定を求める決議をしていた神埼市議会、神埼郡吉野ヶ里町議会に対し、次期施設管理者の橋本康志鳥栖市長は14日、候補地は変更しないとする回答を両議長に示した。引き続き佐賀県東部環境施設組合の2市3町の枠組みで事業を進め、疑問点には組合の中で誠意を持って対応していくとして理解を求めた。

 橋本市長が対応内容を市役所で説明した。市長と組合事務局長が14日、両議長を訪ね、回答書を手渡した。神埼市の山口義文議長からは、浸水への懸念が改めて示され、吉野ヶ里町の筒井佐千生議長からは「よく読んで検討する」との返答を得たという。

 15日の回答期限を前に、5市町の首長で7日に内容を協議したという。神埼市の松本茂幸市長、吉野ヶ里町の伊東健吾町長からは候補地への懸念やリサイクル施設の併設の要望も出たが、橋本市長は「(現候補地は)依頼を受けて鳥栖市が選定し、ここでお願いしたいという理解の上で事業が進んできている」と改めて理解を求めた。その上で「(神埼、吉野ヶ里の)両市町とも、今後とも2市3町の枠組みの中で取り組むということを確認した。回答内容については異論はなかった」と説明した。

 神埼市の山口議長は取材に対し「これまでと変わらない内容で、期待されるような回答ではなかった」と述べ、議会で対応を検討するとした。吉野ヶ里町の筒井議長も「議会で協議をしないと方向性は出せない」と話した。

 次期施設の建設業者は5月の連休明けに審査委員会で絞り込み、5月中の首長会で決定する方針。

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