毎春変わらないシロモジと山桜の共演

 拝啓 鶏舎の裏に梨の白い花が咲き始めました。もう何回目になるだろうか。ちょうど春の畑をいじり、額の汗を拭ってふと空を見上げると、ほほ笑んでくれているのです。

 皆さまのおかげで続いた「みつせ通信」が先月終わりました。2003年4月から17年間、主旨は三瀬のいいとこ探し、つまり三瀬自慢を書いてきました。誰彼言う、佐賀はなんもなかをそうとは思えなかったからです。

 しかし時代は変わり、今は都会から若者が集まってくる。彼らは自然に囲まれた自分らしい暮らしの魅力に気付き始めた。彼らなくして佐賀の山間部の未来はないかもしれない。そんな時代なのです。

 しかるに、僕は孤軍奮闘でなく新たな仲間を得て、ペンの趣旨を変えていいと思いました。齢よわいを重ねて子らも育ち、未来への希望となるものを示そうと。意志あるところに道は拓ひらける。「山とともに」では希望ある未来に関わる人やコトに光を当てます。佐賀の山にはまだまだ希望が転がっていますから。 敬具

(養鶏農家・カフェ店主 小野寺睦)

このエントリーをはてなブックマークに追加