新型コロナウイルスの感染者を受け入れるベッドの増床について説明する山口祥義知事=県庁

 佐賀県内で新型コロナウイルスの感染者が増加した場合に備え、新たな病床の確保を目指していた県は13日、追加分を合わせて50床以上に達するめどがついたと発表した。感染症指定医療機関や他の医療機関と連携し、一般病床を感染者にも使えるようにした。無症状者の滞在施設には休眠病棟を充てる。

 感染者を受け入れるベッドは、佐賀市や唐津市などにある五つの感染症指定医療機関に計24床あった。県は感染者の増加に備え、指定医療機関と指定外の佐賀大医学部附属病院に協力を要請、各病院の一般病床でも受け入れられるようにし、新たに30床~40床後半を確保した。

 重篤な感染者は、救命救急センターがある附属病院が対応する一方、軽症者に関しては県内複数の一般病院にも入院できるように調整する。無症状者の滞在施設には、県内病院の休眠病棟を利用する。既に施設所有者の同意を得ており、準備を進める。患者の症状によって対処する医療機関を分け、医療崩壊を防ぐ。

 県は、県職員や医師らでつくる組織「プロジェクトM」をつくり、病床や医療資源を調整する態勢づくりを進めている。病床数は最終的に100床を目指している。山口祥義知事は13日の対策本部会議で「これからが正念場。さらなる危機を待ち構えるぐらいの覚悟で取り組んでいく」と強調した。

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