従来の制服を着た女性行員(中央)と、私服姿の女性行員=佐賀市松原の佐賀共栄銀行

 佐賀共栄銀行(二宮洋二頭取)は新年度から、本部勤務の事務職の女性行員の服装を自由化した。前例にとらわれない柔軟な発想が生まれやすい環境をつくり、働きやすさにもつなげる。

 服装の自由化は、窓口や営業担当者を除く本部の約70人を対象にしている。服装の基準として清潔感があり、職場の雰囲気に調和する色やデザインであることなどを示し、「オフィスカジュアル」と定義した。営業店の主任以上の行員や営業担当者はビジネススーツを基本とする。

 2月から試行しており、人事部主任の古賀美妃さん(32)は「今までは制服での勤務だったので、気分が変わる。皆がいろいろな服装をしているのを見るのも楽しい」と前向きに捉えている。

 佐賀共栄銀行では20年近く前に服装の自由化を試行した時期があったが、内部から制服に戻すよう求める声があり、戻した経緯がある。

 ただ、銀行員の服装自由化は全国的な流れで、人事部の担当者は「自由な発想につなげてもらおうと、大手も導入を進めている」と話す。今後は本部以外の女性行員への拡大や、男性をビジネススーツに限らないようにするなど、対象範囲を広げることも検討するという。

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