佐賀市の好生館

来院者に検温や問診を行うため、正面玄関に設置されたテント=佐賀市の佐賀県医療センター好生館

 感染症指定医療機関の佐賀県医療センター好生館(佐賀市嘉瀬町)は13日、新型コロナウイルスの院内感染を防ぐための来院者のチェック態勢を公開した。検温や問診を強化し、感染の可能性を否定できない人には施設外で対応している。

 正面玄関前にテントを設置し、看護師ら13人で体温や渡航歴を確認。感染の可能性がないと判断された人は通常診療を受けられる。

 37・5度以上の発熱がある人や、1カ月以内に海外渡航した人、東京や大阪など感染拡大地域を訪問した人は院内に入れない。自家用車などに待機してもらい、医師が電話で問診して処方箋を出すなどする。発熱に加え味覚異常があるなど、感染が強く疑われる人は救急外来に移動、防護服を着た医師が診察する。

 チェックは10日から実施し、同日だけで約900人を調べた。うち院外で対応したのは22人だった。

 好生館は一般病床442床と感染症病床8床があり、入院患者は約360人。佐藤清治館長は「重症患者も多く、院内感染が起きれば致命的。感染が疑われる人と接触させないことが大事」と説明した。

 感染者が増加する福岡県では医療態勢が逼迫(ひっぱく)しつつあり、同県の医療機関から紹介状を持って訪れる人もいる。佐藤館長は「今後もそういう人は増えるだろう」との見方を示した上で「(緊急事態宣言の対象地域になった)福岡と同じ気持ちで対応しないと、佐賀県も同じ状況になる」と警戒感をあらわにした。

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