一つの球根から多くの花を咲かせるチューリップが佐賀市で話題になっている。大和町の関川誠さん(65)方では五つの花を付けたチューリップが、開成の野方幹子さん(72)方の庭では「三つ子」が咲き誇っている。
佐世保市のハウステンボスでチューリップの植栽から管理までを手掛ける琴花園(長崎県大村市)の担当者によると、球根の下部から芽が出る脇芽によって複数の花を咲かせるチューリップになるという。通常は出荷段階で脇芽は取り除かれるため、「このようなチューリップを見られるのはラッキー」と担当者。
チューリップの代表的な花言葉は「思いやり」。2人は「今は新型コロナウイルスの暗いニュースばかりだから。(紙面で)花を見て、少しでも癒やされたと思ってもらえれば」と話した。