1979年にヒットした歌手さだまさしさんの「関白宣言」。<お前を嫁にもらう前に言っておきたいことがある 俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない…>。挑発ともとれる歌詞が女性の反感を買い、騒動になったことを覚えている◆あれから41年。「亭主関白」という言葉自体、死語になった気がするが、男女格差を示す国際的な指標で日本は昨年、153カ国中121位。家庭以外ではまだ関白が多いということか◆2月のバレンタイン、3月のホワイトデーに続き、あさって4月14日は佐賀市が提唱する「パートナーデー」。夫婦間だけでなく、家族や友人、職場の同僚など日ごろお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えようという日だ◆不機嫌さや怒りは言わなくても相手に伝わりやすいが、感謝や愛情は表現しないと伝わりにくい。さださんの関白宣言は「実際はラブソングなのだ」という。<子どもが育って年をとったら俺より先に死んではいけない わずか一日でもいい 俺より早く逝ってはいけない 何もいらない 俺の手を握り 涙のしずく二つ以上こぼせ おまえのおかげでいい人生だったと俺が言うから 必ず言うから>。3番の歌詞が心に染みる◆コロナ禍で当たり前のありがたさに気づかされる日々。小まめに感謝を伝えなければ、と自戒する。(義)

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