佐賀県は10日、新型コロナウイルスへの感染が確認された東松浦郡玄海町の20代男性について、陽性と診断された知人と福岡市内で会食したことが感染の要因になったとの見解を示した。濃厚接触者として、同居している50代の両親に検査を実施したが、いずれも陰性だった。

 県によると、県内12人目として感染が確認された男性は会社員で、玄海町内に立地する九州電力玄海原発の関係者ではない。福岡市内で4月1日に大阪府在住の知人男性と会食し、2~6日に千葉県へ出張した。7日に、この知人から感染したという連絡を受け、佐賀県の帰国者・接触者相談センターに相談した。8日に味覚障害になり、感染が確認された9日に県内の指定医療機関に入院した。現在は味覚障害などがあるが、症状は軽いという。

 男性は知人と接触後は出勤しておらず、出張の際は福岡空港を利用し、空港からはバスと自家用車を乗り継いで帰宅した。出張後は自宅で過ごし、両親も外出時はマスクを着用した上でスーパーを訪れる程度だったという。県は両親に2週間の行動自粛を要請した。

 大川内直人健康福祉部部長は会見で、知人との接触が感染の起点になったと説明し「男性は家の中で感染防止に意識の高い行動を取っていた。(感染の)広がりを事実上抑えている」と述べた。

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