唐津市相知町の伊岐佐小(橋口繁美校長)で10日、入学式が開かれた。離島の学校を除いて市内で最も少ない3人が入学し、37人の在校生たちが温かな雰囲気で門出を祝った。
新型コロナウイルスの感染予防のため、児童たちはマスク着用で参加した。会場を在校生が育てた花のプランターが彩った。式では、在校生が学年ごとに「みんなで仲良くしようね」「困ったことがあったら何でも尋ねて」と声を合わせて呼び掛けた。
1年生の田口総二郎君は「きょう友だちと話をした。仲良くなれそう。お勉強とお兄ちゃんたちと遊ぶのが楽しみ」と笑顔を見せた。母親の裕美子さん(39)は「少ない子どもたちで準備をしてくれて、温かい式だった。毎日元気に学校に通ってもらいたい」と話した。