園内の屋内施設を閉鎖し、体験プログラムやイベントを中止している吉野ケ里歴史公園。2月までは入園者数が過去最多ペースで推移していた=同公園

 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)の2019年度の来園者は、72万870人と過去4番目の多さとなった。2月までは最多を記録した18年度を上回るペースだったが、新型コロナウイルスの影響で3月にイベント中止などが相次ぎ、前年度から5万3099人減少した。

 19年度は、昨年5月の10連休や7月の全国高校総合文化祭の県内開催などが追い風となったほか、暖冬の影響で今年1、2月も好調で2月までは前年度を上回った。一方で、3月は約4万人の来園が見込まれた「花とみどりの市」や、1万8千人を見込んだ「さが桜マラソン」などのイベントが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて相次いで中止になり、3月単月としては前年度の3割程度と大幅減となった。

 最多となった18年度は、小中学生の入園を無料化し、県による子育て世代を対象にした招待券配布や年間パスポートの半額割引などが誘客につながったとみられ、19年度も2月までは前年度を上回っていたことから、担当者は「子育て世代の遊び場として定着してきている」とみている。

 吉野ケ里歴史公園では感染症対策で2月末から園内の屋内施設を閉鎖、イベントを中止している。春に予定されていた修学旅行が秋に変更する動きもあるという。担当者は「県外からの来園も多く、クラスター源にならないようにしなければ」と話した。

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