佐賀市教育委員会は9日、新型コロナウイルスの検査を受けた関係者らの子どもへのいじめが起きない対策を講じるように、市内53の小中学校の校長に指示した。児童生徒への指導を徹底し、保護者にも啓発するよう求めた。

 市役所で開いた感染症対策本部会議で言及した。市教委によると、「(陽性、陰性に関わらず)検査を受けた人の家族が通う学校に子どもを行かせたくない」「感染者が地区内で出ているのに入学式をするのか」などの発言が、学校や市教委に複数寄せられたという。こうした発言が、感染者や接触者、医療関係者の子どもへのいじめにつながる恐れがあるとしている。

 東島正明教育長は「誰もが病気になるし、検査を受けるのは自分かもしれない。子どもの言動に大きな影響を与える大人が正しい認識を持ってほしい」と警鐘を鳴らした。

 一方、佐賀市の30代男性が感染経路が不明な点について、秀島敏行市長は「県知事は市中感染の可能性は低いとしている」とし、学校での授業続行や、施設の開館の判断は変えないとした。

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