小中学生に貸与しているタブレット端末を手に、オンライン授業の試行について記者会見をする小松政武雄市長=市役所

 武雄市は9日、全小中学生に貸与しているタブレット端末を使って家庭で授業を受ける「オンライン授業」を4月から試行する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で休校した場合に備え、北方中をモデル校に、自宅で質問や対話を重ねながら学ぶ仕組みを整える。状況を見ながら全小中学校に広げる。

 北方中の全生徒163人にモバイルルーターを貸与して家庭で授業が受けられる環境をつくり、文字会話や音声・ビデオ通話サービスなどを備えた無料のグループウエアや、国語や数学など5科目の民間教材を活用して行う。

 試行は放課後などを活用する。動画を選んで自宅で学ぶことから始め、5月にはリアルタイムで、文字で質問を重ねたり、映像を加えたオンライン授業をしたりする。課題や問題点を解消しながら各学校に広げる。当面の経費はルーター60台のリース料で、4カ月分で124万円を見込む。

 全学校に広げるためには、ルーターのリース費や教材費などが必要になる。記者会見した小松政市長は「国の補助などを見ながら整備を進めたい。学校が休みになっても学力の保障は必要で、教室と同じ学びを自宅で実現したい」とした。

 武雄市は2014年に全小学生、15年に全中学生にタブレット端末を貸与し、家庭で予習する反転授業などに活用してきた。

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