地元産ヒノキで製作した机と椅子が並ぶ新1年生の教室=太良町の大浦小

「木の優しさを感じ取ってほしい」と話す永淵孝幸町長(左)

 太良町は町内2小学校の新1年生の教室に、多良岳山系のヒノキで作った机と椅子を配置した。地元の木材利用を推進する初めての取り組みで、入学式で初登校した新入生たちが9日から使い始めた。

 町は町有林で標準伐期(約50年)より長い樹齢200年の森を育てる珍しい取り組み「多良岳200年の森」を進めている。地元材の机と椅子の配置は、豊かな山林に関心を寄せてもらう狙いがあり、2校で計60セット(多良小35、大浦小25)を購入した。

 大浦小の校長室で、入学祝い金や感染症予防対策のマスクの贈呈式があり、机と椅子も披露した。永淵孝幸町長は「木のぬくもりや優しさを感じてほしい。大切に使って」と話し、保護者代表の川浪正雄さん(35)は「軽くて持ち運びやすい、すてきな机」と評した。

 町林政係によると、今回は52~56年前に植えた町有林のヒノキを用いている。太良町森林組合が枝打ち、間伐などを施して生育させ、製材した。製作は佐賀市の諸富家具振興協同組合が請け負った。県ふるさと木材利用拡大推進事業補助金を活用している。

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